古代
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第327回 お薬師様のご利益を求めて-栗東市安養寺
栗東市 2020年10月21日安養寺は、安養寺山の麓に建てられた、お寺です。奈良時代に聖武天皇の勅願により、良弁が開いて薬師如来を祀ったのがその始まりと伝えられています。初めは法相宗でしたが、平安時代に空海が中興したさいに、真言宗…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №286 日本初のオイルタンカー琵琶湖に就航する-塩津港遺跡出土常滑焼大甕
長浜市 2020年6月3日琵琶湖最北端の港「塩津港」はかつて京と北陸を結ぶ重要港として大変栄えたところでした。最近行われた発掘調査によりその実態が少しずつわかるようになってきました。その一つがオイルタンカーの就航です。 12世…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第310回 蹴鞠の社ー大津市平野神社
大津市 2020年3月18日・社の沿革 平野神社は大津市域を縦断する京阪電車石坂線石場駅から徒歩5分ほどのところにある神社です(写真1)。御由緒略記によれば、御祭神は平野大明神―第十六代仁徳天皇(大鷦鷯天皇:おほさざきのすめらみ…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №277 私はだ~れ? -塩津おじさん-
長浜市 2020年1月22日皆さんこんにちは、私の名前を教えてください。 土器の整理をしているお姉さんたちから「塩津おじさん」と呼ばれています。私は今からおよそ850年前の平安時代の終わりに塩津の街に住んでいました。自分の似顔絵…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第308回 「かるた」だけではない近江神宮の見どころー大津市 時計館宝物館
大津市 2020年1月7日近江神宮は大津市を南北に走る京阪電車石坂線の近江神宮前駅から徒歩5分ほどのところに所在する神社です。御祭神は第38代天智天皇で、天智6年(667)年に天皇が遷都した大津宮の推定地であるこの場所に昭和1…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №271 何に使ったの?-彦根市六反田遺跡出土三彩小壺
彦根市 2019年11月13日三彩と言えば、有名なものはやはり「唐三彩」でしょうか。黄色・緑色・白色・茶色・赤色から3色を組み合わせて釉薬として使い、水瓶や盤、人物、動物などの意匠がみられます。私のイメージでは、唐三彩と言えばラク…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第304回 源満仲所縁の伝説が残る地 大津市 御所の山
大津市 2019年10月30日大津市、比叡山の麓。奥比叡ドライブウェイへ向かう途中、仰木の町に「御所の山」と呼ばれる場所があります。大津市無形民俗文化財である「仰木太鼓」の練習が行われる太鼓会館が建つこの地には、清和源氏発展の基礎…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №268 古代の食器に何か飾りが!?
その他 2019年9月18日この記事をご覧の方々、もしお手元にお茶碗もしくは何かしらの器をお持ちであれば、その器の外面・内面を今一度眺めてください。ご覧になっている器には、きっと何かしらの模様が書かれていることでしょう。陶器、磁…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №267 「礎板」-いまに生きる古代人の知恵-
その他 2019年9月4日建物の柱を支える構造として「礎石」というものがあります。たとえば飛鳥時代の寺院では、土をつき固めて版築した基壇に穴を掘り礎石を据え、そこに柱を建てることで、重量のある瓦屋根を葺いた建物を支えました。同…
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調査員のおすすめの逸品 №264 長野遺跡の墨書土器
愛荘町 2019年8月7日毎年、滋賀県内のあちこちで発掘調査現場を担当しています。歴史を塗り替えるような世紀の大発見などとは縁遠いのですけれども、調査の現場では、地味ながらも、その地域の歴史を考える資料と最初に出会える機会をい…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №262 忙しい夏のちょっとした箸休めに… ―塩津港遺跡で出土した大量の“箸”―
長浜市 2019年7月10日みなさんが食事の際に、必ずと言っていいほど使う箸。今や「箸の国」といえば、日本と言われるまでに、わたしたち日本人の食の象徴となりました。 わたしたちが当たり前のように使っている箸が、平安時代の塩津港遺…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №259 塩津港遺跡の松明(たいまつ)
長浜市 2019年6月5日松明(たいまつ)は太さ1~2㎝、長さ60㎝程度に細く裂いた木を7~8本軽く縄で束ねたものです。平安時代の終わりごろの絵巻に人々が火を付けた松明を手に持ち掲げ、灯りとしている場面が多く描かれています。ロ…
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