弥生時代
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調査員のおすすめの逸品№360 これで掘れるのか?―曲柄鍬(まがりえくわ)―
草津市 守山市 2023年8月16日滋賀県では、木製の遺物が多く出土します。木材は酸素と水分がともに豊富だと腐食して消滅してしまいますが、どちらかが断たれると腐らずに残存します。琵琶湖を擁し地下水位の高い滋賀県では、埋没した木製品が水…
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調査員のおすすめの逸品№358 土の中の花粉・寄生虫の卵・珪藻化石―微細資料から読み解く―
守山市 その他 2023年7月19日遺跡の発掘調査では、昔の人々が使った壺や甕、舟、農具、剣、鏡、装飾品などいろいろなものが出土します。こうした出土品は発掘調査中も、出土した後の博物館での展示でも私たちは肉眼で見ることができます。実は…
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調査員のおすすめの逸品№357 「ミニチュア」って何⁈―「ミニチュア土器」を捉えなおす―
2023年7月12日発掘調査で見つかる出土品の中には、「ミニチュア土器」と呼ばれる、個人的には、手に取った瞬間に何ともいえず愛らしいなあと思えるモノ、があります。 ところでそもそも「ミニチュア」と聞くと、どんなものを…
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調査員のおすすめの逸品 №339《滋賀をてらした珠玉の逸品⑯》小さな小さな「小銅鐸」ー栗東市下鈎遺跡ー
栗東市 2022年7月15日記憶にのこる遺物 今回は,少し昔話になってしまうのですが,いままで発掘調査に関わってきたなかで記憶に残る遺物の一つである,栗東市下鈎(しもまがり)遺跡から出土した小銅鐸を紹介することにしました。この下…
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調査員のおすすめの逸品 №335《滋賀をてらした珠玉の逸品⑫》何に使われた土器でしょう?ー守山市服部遺跡の手焙り(てあぶり)形土器ー
守山市 2022年7月1日服部(はっとり)遺跡は守山市服部町にある遺跡です。もとは南北に分かれて流れる野洲川の旧河道の間にある遺跡ですが、現在は遺跡の中心を新しい野洲川の河道が通っています。 服部遺跡の調査は、南北に分かれて流…
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調査員のおすすめの逸品 №331《滋賀をてらした珠玉の逸品⑧》地震跡を切り取るー針江浜遺跡の地震跡剥ぎ取り断面ー
高島市 2022年6月17日入社して間もない頃、遺物収蔵庫の一画で、切り取られた“土の壁”に出逢いました。しばらくしてこの“土の壁”が、土壌に薬剤を塗布して土ごと薄く剥いだ、いわゆる“剥ぎ取り”と呼ばれるものであることがわかり…
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調査員のおすすめの逸品 №326《滋賀をてらした珠玉の逸品③》作りかけの磨製石剣?ー守山市服部遺跡出土の石器ー
2022年6月1日守山市服部(はっとり)遺跡は、昭和49年夏、野洲(やす)川の改修工事に際して発見された遺跡です。工事の最中に、弥生時代から鎌倉時代の遺物が大量に散布することが明らかになり、急遽発掘調査が実施されまし…
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調査員のおすすめの逸品 №273 長浜市黒田長山古墳群4号墳北棺出土の横矧板鋲留短甲(よこはぎいたびょうどめたんこう)
余呉町 2019年12月11日弥生時代、強力な殺傷力をもつ金属製の武器が中国王朝や朝鮮半島から伝来して普及するなかで、防御の為に動物の皮革や木材などを素材とした楯や甲冑がつくられます。 古墳時代前期には中国や朝鮮半島で作られた鉄製…
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調査員のおすすめの逸品№256 大中の湖南遺跡出土の独鈷石
近江八幡市 2019年4月12日大中の湖南遺跡(近江八幡市・東近江市)は、安土城跡、観音寺城跡、瓢簞山古墳とともに近江風土記の丘を構成する国指定史跡の1つです。昭和39年(1964年)に大中の湖の干拓工事中に発見され、滋賀県教育委員…
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調査員のオススメの逸品 第251回 川底に据えられた謎の木枠(東近江市蛭子田遺跡)
東近江市 2019年1月30日このコーナーで私が紹介するのもかれこれ9回目となりました。滋賀県で遺跡の調査に係わり27年経ちますが、実は私あまりヒットすることがないんです。世に当たり屋と呼ばれ、どの遺跡へいっても注目するような遺物…
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調査員オススメの逸品 第219回 石で作られた剣の謎
その他 2017年10月11日現在滋賀県立安土城考古博物館では、10月21日(土)から開催する、開館25周年記念 平成29年秋季特別展「青銅の鐸と武器-近江の弥生時代とその周辺-」の準備が佳境に入っています。今回は、展示資料の中か…
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