植物・動物・地質鉱物
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第317回 幻の近江のお茶を求めて(その1)
東近江市 2020年6月10日新茶が出回る季節がやってきました。最近はペットボトルのお茶が広く普及し、急須でお茶を淹(い)れたりする機会が減ってきましたが、時にはお茶を淹れたり点(た)てたりして、お茶の歴史に思いを馳せてみてはいか…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第309回 悠久のときが描く、ミルクロード ー乳白色に輝く芹川の景観ー
2020年3月11日川の色といえば、「青」と連想する方がほとんどでしょう。 ここ滋賀県には、琵琶湖に注ぐ河川が数多くあります。その中に、美しい「乳白色」のせせらぎを楽しめる河川があるのをご存知でしょうか?それが、多賀町を…
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オススメの逸品
調査員のオススメの逸品 第244回 万能の塗料であり接着剤である“漆”
その他 2018年10月17日漆は、古くから食器や装飾品や調度品、建物など、様々なものに使われています。熱や湿気、酸やアルカリにも強く、腐敗防止、防虫の効果がある特性から素材の木製品等を長持ちさせることができるため、広い分野で利用…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第278回 古琵琶湖層重粘土地帯の風景 甲賀市みなくち子どもの森自然館ほか 甲賀市
甲賀市 2018年8月22日JR草津駅から草津線に乗車し、三重県柘植方面へ向かうと、しばらくは阿星山や岩根山といった急峻な山並みが続きます。しかし、貴生川駅を過ぎてからは一転して、なだらかな丘陵地帯となり、車窓からは里山の風景を…
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オススメの逸品
調査員のオススメの逸品 第235回 夏休みの自由研究企画➂ 弓矢の復元実験
その他 2018年6月20日縄文時代の弓矢の復元実験をしています。弓は丸木弓、ヤジリは石鏃です。さて、どうなることやら。 1.弓 現在の和弓は竹を張り合わせて作られていますが、縄文時代の弓は丸木弓です。直径3~4㎝の小径の丸木で…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第274回 パーソナルシリーズ 宿る処 弐の出会い 癌封じの欅 東近江市五個荘町伊野部 建部神社境内
東近江市 2018年5月16日東近江市五箇荘エリアは近江商人の街として知られています。何故、近江商人が生まれたのか?色々と理由がありますが、この地域は実は、余り水に恵まれないところでした。そばを愛知川が流れているのに? 実は愛知川…
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調査員オススメの逸品 第228回 古代の植物―大中の湖南遺跡から見つかった、植物遺体―
近江八幡市 2018年2月14日近江八幡市(旧安土町)の大中の湖南遺跡から、陸地側から内湖側に向かって突出すように造られた、7世紀後半~8世紀前半頃の突堤状遺構が2基見つかりました。遺構の性格については、桟橋・消波堤(しょうはてい)…
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新近江名所圖會 第263回 安土の笏谷石タイル
近江八幡市 2017年11月15日天正3年(1575)、長篠の合戦で武田勝頼を破った織田信長は、11月28日、家督と居城の岐阜城を嫡男信忠に譲り、自身は愛用の茶道具のみを携えて重臣佐久間信盛の屋敷へ御座を移し、翌年の1月中旬に丹羽長秀…
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新近江名所圖会 第192回熊野紀行(1) ―熊野のヒダリマキガヤ
日野町 2015年2月4日日野町熊野は綿向山南西麓の山間にある村です。熊野集落の歴史は古く、約1000年前の平安時代の中頃に綿向信仰により開かれたとされ、鎌倉時代頃には日吉神社の荘園となっていました。集落の中にスギの古木に囲ま…
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新近江名所圖会 第169回 春日神社の大スギ
長浜市 2014年2月26日(長浜市高月町宇根) 春日神社の大スギの木は、長浜市高月町宇根の集落にその存在感を示して威容を誇っている。県道に面した神社の境内に入っていくと、立派な杉が目に飛び込んでくる。社殿の右脇にそびえ立つこの…
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新近江名所圖会 第148回 桜のある風景
高島市 2013年5月1日(高島市今津町酒波寺) 大津あたりではソメイヨシノが散り始めている頃でも、湖西から湖北にかけては、まだまだきれいに咲き誇る桜を楽しむことができます。今回はソメイヨシノのようにたくさん植えられている桜で…
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新近江名所圖会 第145回 八幡神社の「野大神」 ―高月町のケヤキ巨木―
長浜市 2013年3月27日(長浜市高月町柏原) 「御神木」とは、時として神体そのものを示すこともありますが、一般的には神社やその境内にある木や鎮守の森を指して言うようです。また神木は、神域や結界を示す役割を担っていることもあり…
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