守山市
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第430回 野洲川の氾濫とタニシ ―守山市笠原町蜊江(つぶえ)神社-
守山市 2025年10月30日守山市笠原町で新しく発掘調査が始まりました。事前の試掘調査によると、この付近には湿地性の堆積層の上に古墳時代と古代・中世の遺跡が分布しているようです。地元の方によると水はけのよくない土地だったようで…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№380 守山市横江遺跡で見つけた「土地の神様」へのお供え
守山市 2025年9月25日横江遺跡は、守山市横江町に位置する遺跡で、縄文時代から室町時代の集落跡として知られています。調査は令和5年度から令和6年度まで行われ、弥生時代の方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)とよばれているお墓や…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第429回 野洲川田園空間博物館の魅力――屋根のない博物館を歩く
守山市 2025年9月4日野洲川は鈴鹿山系を源に琵琶湖へそそぐ滋賀県最大級の河川で、流域では古くから氾濫を繰り返した暴れ川として知られてきました。とりわけ下流域では、洪水堆積で川床が周囲の地面より高くなる「天井川」が発達し、…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第426回 近江の一向一揆の故地を訪ねて ~守山市金森御坊・三宅城~
守山市 2025年7月17日城郭などの戦国関係のスポットが引く手あまた存在する滋賀県において、やや玄人好みの「近江の戦国ディープスポット」をご紹介しましょう。今回は湖南地域で一向一揆の舞台となった、守山市金森町・三宅町周辺を散…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№373 古代人の火起こし道具~守山市赤野井湾遺跡出土の火錐臼
守山市 2025年1月22日考古学関係の施設で開催される体験学習では、勾玉作りなどと並ぶ人気コンテンツとして、「火起こし体験」があります。一般的なパターンとしては、写真1のような組み合わせの道具を使うものです(図1)。棒に円盤…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第417回 中山道をゆく―今宿一里塚―
守山市 2024年3月20日京都に隣接する近江国には北陸道・東山道・東海道と日本列島の主要街道が通過していました。政治の中心が江戸に替わった近世でも、東海道と中山道という五街道の二本が近江国を通過しています。 近江国を通る東…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第416回 樹下神社を考える―滋賀県内に複数ある同じ名前の神社―
守山市 大津市 2024年3月6日大津市北郊の三駅、JR湖西線志賀駅(木戸)と比良駅(南比良)そして北小松駅(北小松)の近くには同じ名前の神社が鎮座しています。樹下(じゅげ)神社です。この名の神社はこの三社の他にも大津市真野佐川や山…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第410回 足元に広がる弥生時代―守山市伊勢遺跡―
守山市 2023年12月27日守山市には、全国的に著名な弥生時代の遺跡が3つ所在しています。 一つは服部(はっとり)遺跡です。服部遺跡は守山市服部町で、昭和49年(1974年)に始まった野洲川改修工事の最中に発見された遺跡です…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№360 これで掘れるのか?―曲柄鍬―
草津市 守山市 2023年8月16日滋賀県では、木製の遺物が多く出土します。木材は酸素と水分がともに豊富だと腐食して消滅してしまいますが、どちらかが断たれると腐らずに残存します。琵琶湖を擁し地下水位の高い滋賀県では、埋没した木製品が水…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№358 土の中の花粉・寄生虫の卵・珪藻化石―微細資料から読み解く―
守山市 その他 2023年7月19日遺跡の発掘調査では、昔の人々が使った壺や甕、舟、農具、剣、鏡、装飾品などいろいろなものが出土します。こうした出土品は発掘調査中も、出土した後の博物館での展示でも私たちは肉眼で見ることができます。実は…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第392回 歩道に建てられた謎の石柱―野洲川旧河道の名残―
守山市 2023年5月17日守山市につくられた「びわこ地球市民の森」は、未来の子供達のために楽しめる森づくりの場としてオープンしました。面積42.5ヘクタールの敷地に5つのゾーンを設けた公園は、休日になると多くの人々で賑わいま…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №335《滋賀をてらした珠玉の逸品⑫》何に使われた土器でしょう?ー守山市服部遺跡の手焙り(てあぶり)形土器ー
守山市 2022年7月1日服部(はっとり)遺跡は守山市服部町にある遺跡です。もとは南北に分かれて流れる野洲川の旧河道の間にある遺跡ですが、現在は遺跡の中心を新しい野洲川の河道が通っています。 服部遺跡の調査は、南北に分かれて流…
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