大津市
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第100回 こちらが本家-唐臼山古墳-
大津市 2012年5月2日大津市水明 『日本書紀』によると、推古天皇15年(607)7月に小野妹子(おののいもこ)を団長とする第2回目の遣隋使が派遣されています。隋の都である西安市に入った妹子が、有名な「日出づる処の天子、書を…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第98回 いにしえの夢のあとに/大津京駅の文化財展示スペース
大津市 2012年4月18日大津市皇子が丘 今回、私がご紹介するのは、JR湖西線「大津京駅」です。ここの真下や周辺には、大津の歴史を物語る遺跡群や国の指定を受けた史跡が眠っていて、大津京駅にはそのご縁で素敵な文化財の展示スペース…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第97回 今も残る昔の道―信楽街道(源内道)―
大津市 2012年4月11日大津市瀬田 道路は、私たちの生活に必要な公共施設の中で最も大きく変化したものでしょう。今の道路事情を思うと信じられないことですが、昭和時代前期までの日本の道路は、基本的に一部の大都市や国道を除き、人馬…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第96回 近江八景-粟津晴嵐の地を訪ねる
大津市 2012年4月4日大津市晴嵐・御殿浜・中庄・膳所 ◇旧東海道を歩く 前回(第58回)はJR石山駅から唐橋方面へ歩きましたので、今回は膳所方面へ向かって歩いてみようと思います。 JR石山駅の改札を出て、北に向かうのです…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.73 大人気??-顔出し看板:滋賀県埋蔵文化財センター編
大津市 2012年2月27日私がおすすめする逸品は、滋賀県埋蔵文化財センターの入口に並んでいる、4体の顔出し看板です。 右から数えて3体は、当協会の職員であった松沢さんによって平成14年頃に製作されたものです。一番右側のものは…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第90回 今なお謎多きびわ湖の貝塚-蛍谷貝塚その2
大津市 2012年2月22日大津市蛍谷 今回は第89回(前回)ご紹介した蛍谷貝塚の続編です。もう少し詳しく、この貝塚をみてみましょう。 蛍谷貝塚は、伽藍山南側の谷口に位置する石山貝塚とともに、戦前からその所在は知られていました。…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第89回 歩道下に残された縄文時代の貝塚 ―蛍谷貝塚
大津市 2012年2月15日大津市蛍谷 瀬田川の右岸、国道422号を下った瀬田の唐橋と石山寺の間の山側に車道より50㎝程高くなった歩道部分があります。なぜ、この部分だけ高くなっているのか、その理由をご存知でしょうか。実はこの周辺…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第85回 古代の滋賀県庁-近江国府跡
大津市 2012年1月18日大津市大江・三大寺 瀬田唐橋の東1㎞の丘陵上、神領団地に隣接して近江国庁跡があります。 ここには、奈良時代の中ごろから平安時代の前半(8世紀中ごろ~10世紀後半)までの200年あまり、古代近江国を統治…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第82回 笹間ヶ岳-カミ宿りし山-
大津市 2011年12月28日大津市関津 大津市の南東部、瀬田川左岸には田上山あるいは湖南アルプスと呼称される山々が連なっています。この山並は標高599mの太神山を主峰とし、八筈ヶ岳(562m)、猪背山(553m)、笹間ヶ岳(43…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第74回 天智天皇がのこした大津宮-南滋賀町廃寺と榿木原遺跡
大津市 2011年11月2日大津市南滋賀 天智天皇が667年に遷都した近江大津宮は、JR大津京駅の北西にある錦織遺跡がその所在地として知られています。近江大津宮の周辺には、穴太廃寺、崇福寺、南滋賀町廃寺、園城寺前身寺院といった4…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.62 “冠”を被ったけったいな姿の人物たち ―関津遺跡出土絵画木製品―
大津市 2011年9月19日大津市関津遺跡といえば、これまでの発掘調査で奈良時代から平安時代前期に大和と近江を最短距離で結ぶ「田原道」とその道路沿いに官衙などの建物が配置されていたこと、室町時代の大規模な港湾施設が整備されていた…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第62回 琵琶湖第一疏水大津閘門
大津市 2011年8月10日大津市観音寺 京阪石坂線の三井寺駅を降りて、目の前に見える琵琶湖第一疏水(以後「琵琶湖疏水」と記します)沿いの道に沿って山側へ歩くと、交差点の向こうに鉄の門扉を持つ煉瓦や石で構築された「大津閘門(おお…
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