大津市
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第250回 比良山系最大級を誇る謎の山寺 -大津市ダンダ坊遺跡-
大津市 2017年5月17日比良山は1,000m級の山々が連なり、古くから畿内を取り巻く清浄な霊山として承和3年(836)に嵯峨天皇によって七高山のひとつに勅定されています。この七高山には、近江の国から比叡山と伊吹山も挙げられ、…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第246回 ちょっと変わった名前の神社 -大津市伊香立融神社-
大津市 2017年3月22日堅田から途中町を経て、京都へ抜ける国道477号(通称レインボーロード)の中程に伊香立という地名があります。伊香立はさらに細かく分かれ、その南端にあるのが伊香立南庄町です。融(とおる)神社は、南庄集落の…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第243回 田上山地砂防の護り~天神川の砂防堰堤
大津市 2017年2月8日滋賀県南部に位置する信楽山地のうち、大津市東南部の瀬田川左岸から大石にかけて田上山地と呼びます。田上山地は花崗岩で構成され、風化の進行した場所には巨大な花崗岩の岩塊やマサ土※1が露出する景観がひろがり…
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新近江名所図会
新近江名所圖會第236回 昔の姿に思いを馳せる-大津市北小松港-
大津市 2016年10月26日「街道をゆく」で司馬遼太郎が最初に訪れたのは大津市の一番北、琵琶湖西岸の小さな港町「北小松」です。司馬の紀行文は、北小松港が古代に朝鮮半島との関わりのなかで設けられた港で、「高麗津(こまつ)」の名残り…
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オススメの逸品
調査員オススメの逸品 第194回 甕の内外に線刻された「井」の記号-関津城出土備前焼大甕
大津市 2016年10月19日琵琶湖から唯一流れ出る瀬田川は、南郷の洗堰を越えたあたりで川幅が狭くなり、西に曲がって山中を流れていきます。川幅が狭くなったあたりの左岸側には関津峠があり、古来旅人は大和(奈良)から山背国(山城国)を…
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新近江名所図会
新近江名所圖會第234回 「鴟尾」を焼いた須恵器の窯-大津市山ノ神遺跡
大津市 2016年9月28日「鴟尾」・・・訓読みでは「とびのお」と読みますが、「しび」と読みます。奈良の東大寺のような古い寺院の大屋根中央の大棟(屋根の一番高いところ)の両端に付けられた飾りです。鳥の羽のような、魚のような、ブー…
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新近江名所図会
新名所圖會第231回 日露関係史の一コマー大津事件の石碑と関係資料ー
大津市 2016年8月17日人や物が頻繁に往来する街道は、いろいろな歴史的事件の舞台となってきました。今回紹介する大津事件の現場も旧街道・東海道にあります。今から約120年前、日露外交を揺るがす大事件の舞台となった場所です。 明…
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新近江名所図会
新名所圖會第229回 小野氏ゆかりの古墳と神社
大津市 2016年7月20日小野氏とは 古代豪族小野氏は、近江国の南西部に位置する滋賀郡の北部、堅田付近を中心とした地域に勢力を広げていました。『新選姓氏録』等の文献によれば、旧滋賀郡には淡海臣(近江臣)・近淡海国造・和邇部臣・…
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新近江名所圖會第226回 逃げる信長・追う長政「金ヶ崎の退口」Ⅴー宇佐山城
大津市 その他 2016年6月8日【前回(225回)の続き、信長の逃避行の5回目です。なんとか朽木谷を抜け、花折峠を越え、迫り来る長政への迎撃を誓う信長。長きにわたり近江の地が戦場となる前夜の話。】 元亀元年(1570)5月、織田信長…
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新近江名所図会
新近江名所図會第225回 逃げる信長・追う長政「金ヶ崎の退口」の道 Ⅳ -葛川明王院と花折峠
大津市 2016年5月25日【前回(223回)の続きです。長政の追撃から逃げる信長。朽木氏の協力を得て朽木街道へ無事入ることができました。信長の越前からの逃避行の4回目です。】 元亀元年(1570)4月、朽木元綱の助力によりここ…
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新近江名所図会
新近江名所図會第222回 金勝山と産業遺産「オランダ堰堤(えんてい)」
大津市 栗東市 2016年4月13日大津市と栗東市にまたがる金勝山の麓にオランダ堰堤があります(写真1)。このオランダ堰堤は明治時代に建設された砂防堰堤で、ハイキングコースの入り口の一つ、上桐生のバス停から草津川を少し上流側へ向かった付…
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新近江名所圖會第221回 「美の城」と歌われた琵琶湖文化館 ―吉井勇歌碑
大津市 2016年3月30日●文化館前の歌碑 琵琶湖の湖上に浮かぶ滋賀県立琵琶湖文化館(大津市打出浜地先)の前池には、一つの大きな石碑があります(写真1)。打ちつける湖の荒波にもびくともしないその堅固な石碑には、時折、水鳥たちが…
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