近世
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第358回 辻村鋳物師の絆のあかし―栗東市辻、井口天神社の銅製鳥居―
栗東市 2021年10月6日今回の名所図会では、滋賀県内では類例の少ない銅製の鳥居を御紹介してみようと思います。 かつて近江には、今回御紹介する栗東市辻をはじめ、東近江市長町(おさちょう)・同市五個荘三俣(ごかしょうみつまた)町…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第356回 道路に残る膳所城の名残り―大津市膳所城勢田口
大津市 2021年9月22日大津市膳所にあった膳所城は、関ヶ原合戦に勝利した徳川氏が、諸大名に命じて築かせた「天下普請(てんかぶしん)」第一号の城郭です。しかし、明治時代の初期に取り壊されたため、現地へ出かけてもその姿がわからな…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第351回 擬宝珠(ぎぼし)に残る江戸時代のおもかげ―瀬田の唐橋―
大津市 2021年8月4日近江八景の一つ「瀬田の夕照」で知られる瀬田の唐橋(写真1)については新近江名所圖会第42回・第58回にて紹介されていますが、今回は少し違った視点から唐橋をご紹介したいと思います。 唐橋は古代より畿内と…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第347回 ライフラインに思いを馳せる ―近江八幡市立郷土資料館―
近江八幡市 2021年6月2日当ホームページの「調査員オススメの逸品」第221回で、大津市大津廃寺の発掘調査で見つかった江戸時代の水道遺構が紹介されていました。これと同じような水道遺構を、私も調査した経験があります。私が調査したの…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第346回 きのこファンの聖地? ―菌(くさびら)神社―
栗東市 2021年5月26日今回は、全国のキノコファンや、発酵・醸造・バイオテクノロジー等の関係者が多く訪れる菌神社を紹介します。 菌神社は、草津から守山に抜ける旧中山道に近い場所にある、江戸時代を通じて膳所藩領であった中沢集落…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №306 火の用心ー江戸時代の防火と桟瓦ー
その他 2021年5月19日江戸時代、「火事と喧嘩は江戸の華」と言われるほど火事が多かったことをご存じの方も多いでしょう。明暦3年(1657年)の明暦の大火(江戸)をはじめとして、享保9年(1724年)の妙知焼(大坂)、天明8年…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第343回 石に彫られた仏さま-湖南市岩根山の磨崖仏
湖南市 2021年4月21日旧甲賀郡の西北地域(現湖南市域)の野洲川にそって続く丘陵地は、岩根と呼ばれます。 岩根山は、古くは石根山と書き、甲賀山とも言われていました。山体は花崗岩でできています。 この山の中腹には、最澄の祈りに…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第342回 米相場を知りたければ山を見よ-近江八幡市岩戸山の旗振り場
近江八幡市 2021年4月7日電話やインターネット、SNSといった情報伝達の手段が飛躍的に発達している現在ですが、かつては飛脚や早馬、あるいは狼煙といった方法で遠方までの情報伝達を行っていました。今回は滋賀県内に残る情報伝達の中継…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第340回 俳句がとりむすぶ人々の墓地―竜ケ丘俳人墓地
大津市 2021年3月10日竜ケ丘俳人墓地は、JR琵琶湖線膳所駅のホームから南側をみると、目の前に崖状の段差があり、その上には建物が建ち並んでいます。建物群の向こうには、東西に国道1号線が走っており、建ち並ぶ建物群の間に、通過す…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №298 謎が深まる畑地で見つかった「紅皿」-東近江三津屋遺跡出土品
東近江市 2020年12月16日みなさんは、骨董品や、蔵などでみつかる「宝物」の中に、「古伊万里」や「伊万里焼」あるいは「唐津焼」などといった「お茶碗」や「お皿」などの名品といわれるものを目に、あるいは耳にしたことはありませんか? …
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第331回 近江天保一揆の舞台に佇む天保義民碑(野洲市)
野洲市 2020年12月2日みなさんは「天保義民」という言葉をご存じでしょうか。江戸時代後期の天保年間(1831~1845)に各地で百姓一揆が起きた際に犠牲になった人々のことを指しています。近江国内でも天保13年(1842年)1…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第329回 膳所藩主の御殿とその庭園-大津市瓦濱御殿・庭園
大津市 2020年11月4日○膳所城とその遺構 膳所城は大津市膳所の湖岸にあった江戸時代のお城です。現在は本丸部分が膳所公園となり、お花見の名所として御存知の方が多いのではないでしょうか。 膳所城は関ケ原の合戦後、徳川家康が京へ…
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