投稿者: shigabunkazai
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№362 金属探査のお助けアイテム―金属探知機―
栗東市 2023年10月18日栗東市の出庭(でば)遺跡の調査のときでした。高野(たかの)・辻・出庭遺跡は古墳時代の大集落跡であり、鉄製品が出土することで知られています。古代において、鉄は貴重な素材であり、スーパーリサイクル素材な…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖會 第404回 秘仏に出会う―重要文化財・正福寺大日如来寺外初公開―
大津市 2023年10月11日「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、残暑もようやくおさまり、朝晩はひんやりするようになりました。 当協会のある「びわこ文化公園」ではこの秋もさまざまな催しが開催されます。とりわけ注目される…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖會 第403回 町の趨勢を見てきた大樹―犬塚の欅―
大津市 2023年10月4日大津の日赤病院裏の道路ぎわにとても大きな樹があります。樹齢約600年にもなるという欅(けやき)で大津市の指定文化財になっています(幹周3.8m、樹高10m)。 浄土真宗発展の基礎を築いた蓮如上人が…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№361 ダンジョン攻略はしたことはありませんが…遺跡攻略の優れもの―携帯電話の”コンパス機能”―
その他 2023年9月27日遺跡の発掘調査成果を読み解くときに、方位はとても大事な情報となります。現代の街並みを思い浮かべると、道路や家の方向は大概あるまとまりで同じです。これは昔も同様で、典型的な例としては、平安京では条…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖會 第402回 比良山系最北端の有力山寺―高島市太山寺跡―
高島市 2023年9月20日私がプライベートでの調査・研究フィールドのひとつとしているのが、琵琶湖西部にそびえる比良山系です。比良山系は大津市北部(旧志賀町域)から北に向かって琵琶湖沿いに細長く延びる山容で、主稜線の北側は高島…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖會 第401回 ここが起点です!―瀬田の唐橋―
大津市 2023年9月6日過去に何度もこのコーナーで紹介され(第42回・58回・351回)少しベタかなと思いますが、あえて瀬田の唐橋を取り上げることとしました。 瀬田の唐橋は古代には「勢多橋」と呼ばれ、『日本書紀』をはじめ…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖會 第400回 その登りやすさは地元の方の努力の賜物―椿山古墳―
栗東市 2023年8月30日滋賀県の3大古墳といえば、順に近江八幡市の安土瓢箪山古墳(全長134m)、彦根市の荒神山古墳(全長124m)、そして大津市の膳所茶臼山古墳(122m)ですが、では県内4番目の古墳は?と聞かれてピンと…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖會 第399回 草津線のレンガ造り橋梁をめぐる―近江の近代化遺産を訪ねて―
甲賀市 2023年8月23日明治5年(1872)10月14日、日本初の鉄道が新橋~横浜間で開業しました。明治12年(1879)には、京都~大谷(大津市)が開業し、滋賀県にも鉄道の敷設が始まりました。明治22年(1889)7月に…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№360 これで掘れるのか?―曲柄鍬―
草津市 守山市 2023年8月16日滋賀県では、木製の遺物が多く出土します。木材は酸素と水分がともに豊富だと腐食して消滅してしまいますが、どちらかが断たれると腐らずに残存します。琵琶湖を擁し地下水位の高い滋賀県では、埋没した木製品が水…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖會 第398回 たぬきの焼き物で有名な信楽焼―信楽陶芸村―
甲賀市 2023年8月9日滋賀といえば信楽焼のたぬき、という方も多いのではないでしょうか。 甲賀市信楽町には信楽焼の窯元が多くあり、それぞれの特徴を生かして商品の販売や窯の見学などの事業をおこなっています。そのなかのひとつ…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖會 第397回 井伊家にとっての佐和山を考える―彦根市井伊神社―
彦根市 2023年8月2日彦根市北方に位置する佐和山は豊臣政権の五奉行の一人、石田三成の居城であった佐和山城が所在した場所として広く知られています。平成30年度より昨年度まで佐和山城東麓の城下町推定地の発掘調査を担当していた…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№359 製図ペンと製図ソフト
その他 2023年7月26日突然ですが問題です。写真に示しているこの道具は何でしょう? これは製図ペンといい、メーカー名にちなんでロットリングとも呼ばれています。発掘調査の成果をまとめた報告書には、遺構や遺物の図面が不可欠で…
続きを読む