投稿者: shigabunkazai
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№359 製図ペンと製図ソフト
その他 2023年7月26日突然ですが問題です。写真に示しているこの道具は何でしょう? これは製図ペンといい、メーカー名にちなんでロットリングとも呼ばれています。発掘調査の成果をまとめた報告書には、遺構や遺物の図面が不可欠で…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№358 土の中の花粉・寄生虫の卵・珪藻化石―微細資料から読み解く―
守山市 その他 2023年7月19日遺跡の発掘調査では、昔の人々が使った壺や甕、舟、農具、剣、鏡、装飾品などいろいろなものが出土します。こうした出土品は発掘調査中も、出土した後の博物館での展示でも私たちは肉眼で見ることができます。実は…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№357 「ミニチュア」って何⁈―「ミニチュア土器」を捉えなおす―
2023年7月12日発掘調査で見つかる出土品の中には、「ミニチュア土器」と呼ばれる、個人的には、手に取った瞬間に何ともいえず愛らしいなあと思えるモノ、があります。 ところでそもそも「ミニチュア」と聞くと、どんなものを…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第396回 前方後円墳を2基も含む湖西地域の大古墳群―春日山古墳群―
大津市 2023年7月5日琵琶湖の北湖と南湖の境に架かる琵琶湖大橋の西側には、堅田(かたた)平野が広がっています。この平野を東側に望む堅田丘陵には、いくつかの古墳群が分布しています。そのうちのひとつである春日山(かすがやま)…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№356 水上の糧―ヒシの実―
大津市 2023年6月28日ヒシの実は、忍者の「撒菱(まきびし)」やゲームのアイテムなど、“地面に撒いて踏むと痛い”という防衛・防犯グッズのイメージが強いかもしれませんが、食用にできる果実です。 生で食べることもできますが、…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第395回 『信長公記』に三度登場する城―田中城跡―
高島市 2023年6月21日私が執筆した新近江名所図会の記事を改めて振り返ってみますと、ほとんどが山のほうにある名所・スポットをご紹介していたようです。では、今回もブレずに山のほうにある名所を推していきたいと思います。 鎌倉…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第393回 日本最古級の梵鐘鋳造遺構―草津市木瓜原遺跡―
草津市 2023年6月7日現在、立命館大学びわこ・くさつキャンパスがある場所(草津市野路1丁目)は、7世紀末~8世紀初頭頃に製鉄・製陶(須恵器(すえき)・土師器(はじき))・梵鐘(ぼんしょう)の鋳造(ちゅうぞう)をおこなって…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№355 横尾山7号墳出土の陶棺
大津市 2023年5月31日読者の皆さんにクイズです。まず、写真1を見てください。これ何かわかりますか? 不思議な形ですね。箱形の本体の下に円筒形の脚がついています。よく見ると、本体や脚には小さな穴があいています。『きか…
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調査員の履歴書
『インタビュー/調査員の履歴書』№19「私たちの仕事とは?―多様な意見の渦の中で研ぎ直す」
その他 2023年5月24日Q.お名前と所属をお願いします 瀬口眞司(せぐちしんじ)です。もともとは調査員ですが、現在は総務課にある企画室に配属されています。 Q.前回は人材育成とからめて、ご自身の学生時代のお話を伺いました(こ…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第392回 歩道に建てられた謎の石柱―野洲川旧河道の名残―
守山市 2023年5月17日守山市につくられた「びわこ地球市民の森」は、未来の子供達のために楽しめる森づくりの場としてオープンしました。面積42.5ヘクタールの敷地に5つのゾーンを設けた公園は、休日になると多くの人々で賑わいま…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第391回 旅人を照らした巨大な常夜燈-旧東海道横田の渡し跡-
甲賀市 湖南市 2023年5月10日内業勤務に異動になって丸3年。整理調査の業務そのものはもちろん好きなのですが、発掘調査の現場仕事とは違って、体力を使うことがだいぶん少なくなりました。通勤で自宅や職場から最寄り駅まで毎日自転車を漕ぐ…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№354 雨天の来訪者
その他 2023年5月3日私たちが発掘調査をしていると、多くの方が調査現場を訪れてくれます。散歩がてら通りかかった地域の方や、珍しいモノが出ているという話を聞きつけた考古学関係の人達、差し入れのアイスをもった職場の上司などな…
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