新近江名所図会
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新近江名所圖會 第410回 足元に広がる弥生時代―守山市伊勢遺跡―
守山市 2023年12月27日守山市には、全国的に著名な弥生時代の遺跡が3つ所在しています。 一つは服部(はっとり)遺跡です。服部遺跡は守山市服部町で、昭和49年(1974年)に始まった野洲川改修工事の最中に発見された遺跡です…
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新近江名所圖會 第409回 日向山と新たに見つかった古墳群―栗東市六地蔵遺跡―
栗東市 2023年12月20日栗東市の北東部に所在する日向山(にっこうやま)は標高222.9mの小高い山です。それほど高さはないものの、平野に面して立地することから遠くからでもその姿を眺めることができます(写真1)。 この山の…
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新近江名所圖會 第408回 俵藤太ゆかりの地に植わる―華階寺のイチョウ―
大津市 2023年12月13日JR大津駅前から湖岸へ向かって30m道路を下って行くと、中央分離帯に南北に二株の大きなイチョウの樹が並んでいます。ともに雌株で、大きさは北側の樹が、目通り(※1)周囲約3.5m、南の樹が約3.3mを…
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新近江名所圖會 第407回 道路になった河川―栗東市六地蔵~旧葉山川河道―
栗東市 2023年11月22日前回に続いて、今も残る旧河道のお話しをします。 栗東市六地蔵を起点とする県道116号線(六地蔵草津線)は、六地蔵集落の南側に位置します。緩やかにカーブしながら手原に向かっている道路は、一見すると普…
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新近江名所圖會 第406回 旧東海道沿いの町並みをたずねて―石部宿―
湖南市 2023年11月8日今回は、旧東海道沿いに設けられていた、江戸時代の石部宿(いしべじゅく)を紹介します。石部宿は、東海道の51番目の宿場町として慶長6年(1601年)に整備されました。京都の三条大橋を朝方に出発すると、…
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新近江名所圖會 第405回 東海道でちょっと一服―旧和中散本舗―
栗東市 2023年10月25日滋賀県には、古代以降、東山道(中山道)、東海道、北陸道、北国街道など都から東日本に行くため主要路が通っていました。そして、その主要路には、通行する人が立ち寄る場所、古くは駅、江戸時代には宿場、立場(…
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新近江名所圖會 第404回 秘仏に出会う―重要文化財・正福寺大日如来寺外初公開―
大津市 2023年10月11日「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、残暑もようやくおさまり、朝晩はひんやりするようになりました。 当協会のある「びわこ文化公園」ではこの秋もさまざまな催しが開催されます。とりわけ注目される…
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新近江名所圖會 第403回 町の趨勢を見てきた大樹―犬塚の欅―
大津市 2023年10月4日大津の日赤病院裏の道路ぎわにとても大きな樹があります。樹齢約600年にもなるという欅(けやき)で大津市の指定文化財になっています(幹周3.8m、樹高10m)。 浄土真宗発展の基礎を築いた蓮如上人が…
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新近江名所圖會 第402回 比良山系最北端の有力山寺―高島市太山寺跡―
高島市 2023年9月20日私がプライベートでの調査・研究フィールドのひとつとしているのが、琵琶湖西部にそびえる比良山系です。比良山系は大津市北部(旧志賀町域)から北に向かって琵琶湖沿いに細長く延びる山容で、主稜線の北側は高島…
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新近江名所圖會 第401回 ここが起点です!―瀬田の唐橋―
大津市 2023年9月6日過去に何度もこのコーナーで紹介され(第42回・58回・351回)少しベタかなと思いますが、あえて瀬田の唐橋を取り上げることとしました。 瀬田の唐橋は古代には「勢多橋」と呼ばれ、『日本書紀』をはじめ…
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新近江名所圖會 第400回 その登りやすさは地元の方の努力の賜物―椿山古墳―
栗東市 2023年8月30日滋賀県の3大古墳といえば、順に近江八幡市の安土瓢箪山古墳(全長134m)、彦根市の荒神山古墳(全長124m)、そして大津市の膳所茶臼山古墳(122m)ですが、では県内4番目の古墳は?と聞かれてピンと…
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新近江名所圖會 第399回 草津線のレンガ造り橋梁をめぐる―近江の近代化遺産を訪ねて―
甲賀市 2023年8月23日明治5年(1872)10月14日、日本初の鉄道が新橋~横浜間で開業しました。明治12年(1879)には、京都~大谷(大津市)が開業し、滋賀県にも鉄道の敷設が始まりました。明治22年(1889)7月に…
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