近世
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第411回 義仲・芭蕉ゆかりの地を訪れる―大津市義仲寺―
大津市 2024年1月10日義仲寺(ぎちゅうじ)は、JR膳所(ぜぜ)駅・京阪膳所駅の北約300mに位置する国史跡です。木曽義仲と松尾芭蕉の墓所として知られ、近隣のみならず全国から多くの人が訪れています。 木曽義仲は、源頼朝の…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第408回 俵藤太ゆかりの地に植わる―華階寺のイチョウ―
大津市 2023年12月13日JR大津駅前から湖岸へ向かって30m道路を下って行くと、中央分離帯に南北に二株の大きなイチョウの樹が並んでいます。ともに雌株で、大きさは北側の樹が、目通り(※1)周囲約3.5m、南の樹が約3.3mを…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第406回 旧東海道沿いの町並みをたずねて―石部宿―
湖南市 2023年11月8日今回は、旧東海道沿いに設けられていた、江戸時代の石部宿(いしべじゅく)を紹介します。石部宿は、東海道の51番目の宿場町として慶長6年(1601年)に整備されました。京都の三条大橋を朝方に出発すると、…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第405回 東海道でちょっと一服―旧和中散本舗―
栗東市 2023年10月25日滋賀県には、古代以降、東山道(中山道)、東海道、北陸道、北国街道など都から東日本に行くため主要路が通っていました。そして、その主要路には、通行する人が立ち寄る場所、古くは駅、江戸時代には宿場、立場(…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第403回 町の趨勢を見てきた大樹―犬塚の欅―
大津市 2023年10月4日大津の日赤病院裏の道路ぎわにとても大きな樹があります。樹齢約600年にもなるという欅(けやき)で大津市の指定文化財になっています(幹周3.8m、樹高10m)。 浄土真宗発展の基礎を築いた蓮如上人が…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第401回 ここが起点です!―瀬田の唐橋―
大津市 2023年9月6日過去に何度もこのコーナーで紹介され(第42回・58回・351回)少しベタかなと思いますが、あえて瀬田の唐橋を取り上げることとしました。 瀬田の唐橋は古代には「勢多橋」と呼ばれ、『日本書紀』をはじめ…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第398回 たぬきの焼き物で有名な信楽焼―信楽陶芸村―
甲賀市 2023年8月9日滋賀といえば信楽焼のたぬき、という方も多いのではないでしょうか。 甲賀市信楽町には信楽焼の窯元が多くあり、それぞれの特徴を生かして商品の販売や窯の見学などの事業をおこなっています。そのなかのひとつ…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第397回 井伊家にとっての佐和山を考える―彦根市井伊神社―
彦根市 2023年8月2日彦根市北方に位置する佐和山は豊臣政権の五奉行の一人、石田三成の居城であった佐和山城が所在した場所として広く知られています。平成30年度より昨年度まで佐和山城東麓の城下町推定地の発掘調査を担当していた…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第395回 『信長公記』に三度登場する城―田中城跡―
高島市 2023年6月21日私が執筆した新近江名所図会の記事を改めて振り返ってみますと、ほとんどが山のほうにある名所・スポットをご紹介していたようです。では、今回もブレずに山のほうにある名所を推していきたいと思います。 鎌倉…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第391回 旅人を照らした巨大な常夜燈-旧東海道横田の渡し跡-
湖南市 甲賀市 2023年5月10日内業勤務に異動になって丸3年。整理調査の業務そのものはもちろん好きなのですが、発掘調査の現場仕事とは違って、体力を使うことがだいぶん少なくなりました。通勤で自宅や職場から最寄り駅まで毎日自転車を漕ぐ…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第387回 膳所城下町を散策する―大津口から膳所神社―(後編)
大津市 2023年3月8日前編の名所圖會第386回は大津口から旧東海道に沿って膳所城跡まで膳所城下町(ぜぜじょうかまち)の見どころをご紹介しました。後編の第387回では前回に続き、中大手門から膳所神社方向に向かいます。 3.中…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №350ー「なぜこの絵が安土城考古博に⁉」―希少な名品・葛蛇玉筆『鯉魚図』
東近江市 2023年2月22日安土城考古博物館は歴史博物館なので、歴史事象を示したり考察できる資料を主に展示しています。絵画や工芸品などの美術作品も展示ケースに並びますが、その美を堪能する前に、歴史的にどういう意味があり、どういう…
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