考古資料
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調査員のおすすめの逸品 №347ー食生活を支えた縄文人の知恵~アク抜きした”とち”の実を食す~
その他 2022年11月23日実りの秋を迎え、果実や木の実が美味しい季節となりました。これらには昔から食されてきたものがある一方、現代ではほとんど食べられなくなったものもあります。“とち”の実もそのひとつです。近年では、多くは“と…
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調査員のおすすめの逸品 №346ー関東からやってきた祭りの石
その他 2022年11月16日写真にある細長い石は縄文時代に流行する石棒(せきぼう)と呼ばれるお祭りの道具です。縄文時代中期終わり頃からから後期の初め頃には、頭に笠をもつ男根状を呈しますが、縄文時代後期の中頃になると写真のような棒…
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調査員のおすすめの逸品 №345《滋賀をてらした珠玉の逸品⑳》黄金色に輝く皿の正体は?ー佐和山城跡の秤の皿ー
彦根市 2022年8月24日滋賀県には数多くの城跡が存在しますが、当協会ではこれまでに戦国時代の城から江戸時代の城まで、県内各地の城跡で発掘調査を行ってきました。平成30年からは国道8号バイパスの建設工事に伴って彦根市の佐和山城…
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調査員のおすすめの逸品 №343 粘土(その2)-何も混ざっていない粘土-
その他 2022年8月3日以前、このコーナーで、縄文時代のものと思しき謎の焼けた粘土のカタマリ「焼成粘土塊」(調査員おすすめの逸品No.307参照)、そしてさらに、「粘土」(逸品No.316参照)という素材そのもの、について観…
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調査員のおすすめの逸品 №342《滋賀をてらした珠玉の逸品⑲》ビアジョッキのような須恵器ー近江八幡市上出A遺跡出土ー
近江八幡市 2022年7月29日遺跡の発掘調査においては様々な遺物が出土します。多くの場合には、出土品の中心を占めるのは「土器」です。土器は主に食事や調理、あるいは貯蔵などの場面で使用されることが多く、人々の生活と密着しているため、…
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調査員のおすすめの逸品 №341《滋賀をてらした珠玉の逸品⑱》用途不明の亀形銅製品ー大津市関津城出土ー
大津市 2022年7月22日関津城(せきのつじょう)は大津市南部の田上山(たなかみやま)から派生する丘陵先端部に築かれた、戦国時代の城跡として知られています。瀬田川の東岸に位置することから、近江の南の玄関口ともいえる水陸交通の要…
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調査員のおすすめの逸品 №340《滋賀をてらした珠玉の逸品⑰》ミニチュア炊飯具ー渡来系集団を示すアイテム(大津市嶽古墳)ー
大津市 2022年7月20日嶽古墳の調査 1981年10月、大津市坂本で、ある古墳の調査が始まりました。もう40余年も前の話です。この古墳―嶽古墳(だけこふん)といいますが―は,1969年に付近一帯の住宅開発が計画されたさいに、…
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調査員のおすすめの逸品 №339《滋賀をてらした珠玉の逸品⑯》小さな小さな「小銅鐸」ー栗東市下鈎遺跡ー
栗東市 2022年7月15日記憶にのこる遺物 今回は,少し昔話になってしまうのですが,いままで発掘調査に関わってきたなかで記憶に残る遺物の一つである,栗東市下鈎(しもまがり)遺跡から出土した小銅鐸を紹介することにしました。この下…
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調査員のおすすめの逸品 №338《滋賀をてらした珠玉の逸品⑮》近江から東国へ…縦置型一本作りの瓦ー榿木原遺跡出土の複弁蓮華文軒丸瓦ー
大津市 2022年7月13日榿木原(はんのきはら)遺跡は大津市南志賀一丁目に所在する、飛鳥時代後期と奈良時代から平安時代にかけて操業していた瓦窯跡です。榿木原遺跡は昭和14年にはじめて調査され、瓦窯自体は発見できていないものの、…
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調査員のおすすめの逸品 №337《滋賀をてらした珠玉の逸品⑭》渡来銭とニセ金ー矢橋湖底遺跡・矢橋港跡の銭貨ー
草津市 2022年7月8日矢橋湖底遺跡・矢橋港跡は、草津市の琵琶湖沿いに広がる遺跡です。矢橋湖底遺跡では、潜水調査や水中での試掘調査が行われ、おもに縄文土器が出土しました。矢橋港跡は、古代から近世の港跡とされ、発掘調査では近世…
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調査員のおすすめの逸品 №336《滋賀をてらした珠玉の逸品⑬》ー大津市穴太廃寺遺跡の輻線文縁軒丸瓦ー
大津市 2022年7月6日平成30年の夏、私は栗東市の蜂屋(はちや)遺跡において思いがけず古代の寺院に関連する遺構や遺物を調査する機会に恵まれました。 発掘調査では、寺院の屋根に葺かれていた夥(おびただ)しい数の瓦が出土しま…
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調査員のおすすめの逸品 №335《滋賀をてらした珠玉の逸品⑫》何に使われた土器でしょう?ー守山市服部遺跡の手焙り(てあぶり)形土器ー
守山市 2022年7月1日服部(はっとり)遺跡は守山市服部町にある遺跡です。もとは南北に分かれて流れる野洲川の旧河道の間にある遺跡ですが、現在は遺跡の中心を新しい野洲川の河道が通っています。 服部遺跡の調査は、南北に分かれて流…
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