『調査員のおすすめの逸品』は、芸歴○○年を誇る調査員がこれをぜひ皆様に知ってもらいたいという豪華な一品?を取り上げ、それにまつわるエピソードをまじえながら紹介をしていきます。毎月2回、隔週の掲載を予定しています。
オススメの逸品調査員のおすすめの逸品№383 発掘調査の思い出-石田三成による大工事「佐和山惣構御普請」の発見-
彦根市2025年10月23日去る9月23日、国道8号線米原バイパスが全線開通を迎えました。国道8号現道の慢性的な渋滞緩和や、名神高速道路の代替路としての機能など、大きな役割が期待されています。 このバイパスの南端部は彦根市佐…
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オススメの逸品調査員のおすすめの逸品№382 白と赤のコントラスト―栗東市蜂屋遺跡出土の鴟尾―
栗東市2025年10月7日栗東市蜂屋に所在する蜂屋遺跡では、平成30年(2018)に行った発掘調査で、正南北方向の2条の平行する溝などが見つかり、それらなどから、飛鳥時代後期(白鳳期:7世紀後半頃)の瓦がたくさん見つかりまし…
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オススメの逸品調査員のおすすめの逸品№381 安土城跡を描いた最古の絵図。ただし100年後のもの!「近江国蒲生郡安土古城図」
近江八幡市2025年10月2日来たる令和8年(2026)は、安土城の築城が始まって450年目にあたる記念の年です。織田信長が天下統一の拠点として建てたこの城は、総石垣造りで瓦葺きの礎石建物を持ち、高層天主(「天主」は『信長公記』…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.103 醒井餅-近江・醒井の自然と歴史が育んだ“名産”-
米原市2013/03/04
今から15年ほど前、近江の街道資料を調べていたところ、米原市柏原宿歴史館で開催されていた企画展『みち・ひと・まち-坂田郡の街道・宿場展-』で、「醒井餅」の包み紙に出会いました。 JR東海道線を米原駅からひと駅東にいくと「・・・
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.35 薄葉紙-万能和紙-
その他2010/09/06
「うすようし」というとあまり耳慣れない言葉だと思いますが、一般的にはシガレットペーパーや謄写版原紙などの薄い紙の総称で、今日私たちが日頃 よく見かけるのは、例えば、洋服を買ったときなどに包んでくれる薄い紙が代表的なものだ・・・
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №315 これが天然色―カラー写真の色基準「カラーセパレーションガイド」―
その他2021/12/01
記録保存目的で調査された遺跡は、ほとんどの場合、調査が終わると工事によって破壊されてしまいます(いわゆる「緊急発掘」と呼ばれるものです)。二度と見ることができなくなってしまうので、私たちはその遺跡の持つ情報を可能な限り・・・
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