『調査員のおすすめの逸品』は、芸歴○○年を誇る調査員がこれをぜひ皆様に知ってもらいたいという豪華な一品?を取り上げ、それにまつわるエピソードをまじえながら紹介をしていきます。毎月2回、隔週の掲載を予定しています。
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№373 古代人の火起こし道具~守山市赤野井湾遺跡出土の火錐臼
守山市2025年1月22日考古学関係の施設で開催される体験学習では、勾玉作りなどと並ぶ人気コンテンツとして、「火起こし体験」があります。一般的なパターンとしては、写真1のような組み合わせの道具を使うものです(図1)。棒に円盤…
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調査員のおすすめの逸品№372 時代を超えた2つの円窓付土器(まるまどつきどき)
大津市2024年6月12日よく秋の紅葉の季節になると寺や日本家屋の壁に取り付けられた円窓からの景色があたかも円い額縁の中に描かれた絵画のような鮮やかな風景がテレビ等で取り上げられたりします。こうした円窓のような大きな円孔が土…
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調査員のおすすめの逸品№371 数千年経っても変わらない形―矢倉川(やくらがわ)遺跡出土の「鏑矢状木製品」―
米原市2024年5月22日中央に琵琶湖を抱える滋賀県では、湖岸近くで発掘調査が行われることもよくあります。それらの調査地には湿地が多いため、木製品をはじめ有機質素材の遺物も多く出土します。今回紹介するのは、そういった湖岸に立…
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調査員おすすめの逸品158 土色帖―土の色・土器の色を記録する便利ツール
その他2015/05/20
発掘調査の現場に見学に来られた多くの方は,トレンチのなかに点々と掘ってある穴をごらんになって,「どうして柱の穴や溝がそこにあるとわかるのか?」という疑問をいだかれるようです。そうした質問を何度もいただきました。たしかに,・・・
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調査員のおすすめの逸品 No.86 魔除けの呪文「急々如律令」に遭遇 ―彦根市妙楽寺遺跡の呪符木簡―
彦根市2012/08/06
滋賀県では、発掘調査を行いますと多種多様な木製品が出土します。 今から25年前の昭和62年(1987)、私は彦根市妙楽寺(みょうらくじ)遺跡を調査していました。室町時代の町屋状に区画された集落跡がみつかり、川の跡から多量・・・
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調査員のオススメの逸品 第233回 夏休みの自由研究企画① 東洋伝統の秘技で〈文様〉を写し取れ! 墨を使ったコピーのワザと道具-拓本道具の三種の神器(画仙紙・墨・タンポ)-
その他2018/06/06
今回は夏休みの自由研究の準備企画第1弾として、東洋伝統の秘技をご紹介します。その名も拓本!墨を使ったコピーのワザです。その時に使う三種の神器ともいえる道具が「画仙紙・墨・タンポ」の3つ。これを使って、〈文様〉を写し取って・・・
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